国の教育ローンを取り扱っている日本政策金融公庫は、平成26年4月1日から融資枠が増えました。
また、保証料も平成26年10月1日から引き下げられているため、とても利用しやすくなったと言えるのです。
国民生活金融公庫は平成20年10月1日に解散して株式会社日本政策金融公庫に業務移管しました。
そのため、取り扱っていた教育ローンなどの内容も変わり、とても利用しやすいものになりました。
国の教育ローンを利用して教育資金を準備する
日本政策金融公庫では国の教育ローンを取り扱っています。
以前は国民生活金融公庫で取り扱っていた教育ローンは長期・固定金利でした。
また、融資限度額も300万円となっており、少し条件が悪かったと言えるでしょう。
しかし、日本政策金融公庫に代わり制度内容が拡充されたことにより、平成26年4月1日から融資枠が300万円から350万円まで増えました。
そして、平成26年10月1日からは保証料も引き下げられているのです。
この国の教育ローンは、入学金や授業料はもちろんのこと、アパートやマンションの敷金や家賃にも利用することができるようになっています。
そして、パ呼損の購入にも利用することができ、学生の国民年金保険料に利用することができる内容となっています。
よって、利用範囲はとても広いと言えるでしょう。
国の教育ローンを利用するともちろん、返済もあります。
原則としては毎月元利均等返済ということになります。
しかし、在学期間内は元金返済据え置きもできますので、返済方法を選択することができるのです。
よって、子供が学校に通い卒業するまでの間は、利息のみを返済することができます。
その後、元金と利息の合計を返済していくことができるのです。
このように、国の教育ローンは利用しやすくなりましたので、教育資金が必要になった場合、早めに申し込みをしておくとよいでしょう。
申し込みをしても審査を通過することができなければ、融資をしてもらうことができませんので、まずは審査を通過するか結果を知ることが大切です。
また、どのくらいの教育資金が必要であるかも明確にしておくことが必要です。
国民生活金融公庫から日本政策金融公庫へ
国民生活金融公庫は平成11年10月1日に発足しました。
これは、国民金融公庫と環境衛生金融公庫が統合してできたものです。
しかし、平成20年10月1日に解散することとなり、現在は株式会社日本政策金融公庫に業務移管することになりました。
そして、ここで取り扱っている教育ローンの内容も変わりました。
国民生活金融公庫の時よりも条件がよくなり、利用しやすくなったと言えるでしょう。
日本政策金融公庫が取り扱っている教育ローンは、教育費の負担が大きい学生がいる家庭のために行っているサービスです。
日本政策金融公庫の教育ローンは、教育一般貸付となりますが、大学では約151万円、短大ですと144万円、専修学校148万円、高校100万円の貸付をしていいます。
これはあくまでも1件あたりの平均融資額となります。
よって、これよりも多く利用している人もいるのです。
国民生活金融公庫のときは、融資額が300万円まででしたが、日本政策金融公庫になってからは350万円まで引き上げられたのです。
よって、所得に応じて350万円まで利用することができるといえるのです。
そして、海外留学資金を利用する場合ですと450万円まで借りることができるようになっています。
これを利用する場合、1年以上の留学をすることが条件となります。
このように、国民生活金融公庫から日本政策金融公庫に変更してから、融資枠が大きくなり、利用しやすくなったといえるのです。
また、保証料も引き下げられています。
よって、あとは審査を通過することができれば、利用することができるというわけなのです。
子供の教育資金調達をしなければいけない人は一度検討してみるとよいかもしれません。