自由研究のまとめ方って、どうやればいいの?
そんな声をよく聞きますが、実は自由研究のまとめ方って決まっているのです。
基本は5つの項目を押さえれば大丈夫です。
年長になれば、応用の項目が増えますが、それぞれ意味を知れば自然に書けます。
自由研究のまとめ方の基本と応用をご紹介します。
文字
自由研究のまとめ方の基本は5つの項目です
自由研究のまとめ方をわからないと悩む方が多いですが
まとめるレポートの形式は基本は決まっています。
この後で応用を書きますが、基本は5つの項目です。
1.タイトル
2.きっかけ、動機
3.実験や研究の方法
4.結果
5.まとめ
この5つのどれが欠けても、レポートにはなりません。
ただし、項目の名前は変わることはあります。
タイトル
自由研究のタイトル、題名は、何を研究したかを簡単な言葉で表します。
安易なタイトルが多いですが、どんな研究をしたかがわかり、興味を持ってもらうようなタイトルをつけるようにしましょう。
全部を書いてから、もう一度考えてつけるといいタイトルが浮かぶことがあります。
きっかけ、動機
きっかけ、動機は、どうしてこの研究したかを書きます。
自由研究のテーマを選んだ理由とか研究の目的と書くこともあります。
「こうなるはずだ!」という予想があれば、それを書いてもかまいません。
実験や研究の方法
自由研究の肝ですね。
実験や研究、調査、観察などすることはそれぞれですが時間をかけて何かをしますね。
それを具体的にどうやるかを説明します。
5W1Hを意識して
Who・・・誰が
When・・・いつ
Where・・・どこで
What・・・何を
Why・・・何故
How・・・どうする
を、しっかり記述します。
実験は同じような事を条件を変えてしたりしますから、その場合は
温度を変えて
速度を変えて
量を変えて
などをきちんとわかりやすく書きましょう。
結果
結果では、わかったことを書きます。
表やグラフを使うとわかりやすくまとめられます。
写真やイラストなども使用してかまいません。
まとめ
ここまでは事実をわかりやすく書くことですが、最後のまとめは自分の考えたことや感じたことを書きます。
小学校の低学年だったら、自由研究の感想を楽しかったこと、驚いたこと、あるいは苦労をしたことを書いてよいです。
小学校も高学年になったら、単に感想だけではいけません。研究をする前に予想したことと違ったことについて、その理由を考えて書きましょう。
中学校になったら、感想は書かないか書いても一言にして、考えたことを書きます。
以上が基本的に必要な5項目です。
どんな研究を、何故したのか、どうやって研究をして、結果はどうなったをまとめるだけのことです。
自由研究のまとめ方の応用では、これだけの項目がある!
基本的に必要な5項目は、小学校で初めて書いたレポートだったらそれいいでしょう。
しかし、年齢が上がってくると、もう少し書いた方がいい項目が出てきます。
基本的に必要な項目が分かれて複数になったり、新しい項目を作ったりします。
無理に作る必要はありませんが、自然に項目が欲しくなります。
応用として、考えられる項目は以下のようになります。
・調べたいこと
・仮説・予想
・準備物
・反省・感想
・考察
・今後の研究・課題
・参考
調べたいこと
きっかけ、動機に対応して、具体的に何を調べたいかを書きます。
簡単に2,3行で済むのだったら、独立した項目にする必要はありません。
自由研究が本格的になれば、調べたいこともかなりの量になります。
仮説・予想
これもきっかけ、動機に含まれていたものです。
予想した結果が複数になったりしたら、独立させてもよいでしょう。
仮説というと、予想する結果だけでなく、何故そうなると思うかを含みます。
仮説になったら、独立させたほうがいいです。
準備物
実験はもちろんですが、研究でも調査でも観察でも、やることがたくさんあれば、それをするのに準備する物がいろいろあります。
その準備する物を箇条書きにして整理しておくことが必要になります。
反省・感想
まとめで書いていたことですが、独立した項目にすることもあります。
感想は小学校の低学年に使います。
反省は、失敗や間違ったことを正直に書くことも大事ですし、こうすればもっと良かったと思うことでもいいです。
考察
考察は中学校だったら必須です。
小学校も、5年生や6年生だったら欲しいですね。
実験や研究の結果を得て、予想と違った結果を得たのならば、何故?と思いますね。
それを書くのが自由研究の目的と言えるほど大切なことです。
あるいは、予想通りの結果が出ても、さらにより良い結果を得るとか、効率的に得るとかを考えたりして、それを書きます。
一言で言えば、結果を考えて得られたものを書くのです。
今後の研究・課題
考察と似ていますが、今後もさらにこの研究を続けたとしたらどうしてみたいとか、どういう点を工夫する必要があるなどを書きます。
一つのことがわかったり、解決したりしても、その先の疑問や問題というのは必ずありますから、それらについて書くわけです。
参考
参考に見たことで、本、文献、資料、サイトなどいろいろあります。
本によっては、最後に何十ページも参考資料があるものがありますが、それを同じです。
中学校になったら、5個や10個は欲しいですね。
本などは、題名、著者、出版社名を書きます。
サイトは場合は、サイト名とURLを書きます。
自由研究のまとめ方は見直しもすることが大切です!
自由研究を書き上げると「よくやったね」と自分を褒めたくもなります。
褒めていいと思いますが、その前に最後にもう一度見直しをすることが、より良いレポートにするために大切です。
具体的に見直しをするのは、誤字や脱字などを直すのはもちろんですが、次のように内容を振り返ることも必要です。
自由研究のレポートの基本として上に書いた5項目は次のように見直しをします。
タイトルは、正しく研究を表しているか? 魅力的なタイトルか?
きっかけ、動機は明確に書いてあるか?
実験や研究の方法は、それを見て同じ事ができるか?
結果は、日時などがきちん書いてあるか。グラフや表を使ってわかりやすくしているか?
まとめは、小学校1年生や2年生でなければ、考察のように理由を書いたものになっているか?その理由は妥当なものか?
応用で書いた項目も同様に、見直しをしておきましょう。
まとめ
自由研究のまとめは、難しいものではありません。
基本の5項目の4項目は、研究をしっかりすればそれを正しく書くだけです。
最後の1項目は、考えることが必要ですが、それが学習の目的です。
この記事で、自由研究のまとめ方が理解されることを期待します。
なお、まとめ方で章にする各項目について、より詳しい説明は以下のようにしてあります。