課題図書の読書感想文の書き方 低学年の例「ひみつのきもちぎんこう」

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夏休みの宿題で最後まで残る大きなものは読書感想文と自由研究では?

2016年の第62回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書「ひみつのきもちぎんこう」の書き方の例を紹介します。

ページ数は87ページですから、ちょっと長いですが、さすが課題図書になるだけあって、楽しく読めて、考えさせてくれます。

ボタンちゃんの感想文
アリとくらすむしの感想文


読書感想文の書き方は低学年は独力は無理?

低学年はそもそも感想文の書き方も教えられていません

ですから、原稿用紙2枚も独力で感想を書きなさいと先生が言うのは無理だとはわかっています。

親が協力しても、とにかく感想文を書く経験を積むことで、徐々に力をつけていけばいいのです。
 
 
 
ただし、親が代わりに感想文を書いてしまっては、何にもなりません

どうやって、できるだけ子ども自身が書くようにするかを考えましょう。
 
 
 
一般的には、まず本人に読ませますが、可能なら親が先に読んでその筋を知っておくと対応が効率的にできます

子供が本を読んだら、一緒に話をしてその内容を理解させます。
 
 
まず、登場人物をあげましょう。

主人公はわかりますよね。それ以外も、大事な人物を話させます。
親が読んでいれば、ヒントを与えて、それぞれの人を具体的に話せるように導きましょう。

そして、登場人物のキャラクターも含めてメモをしてあげます。
 
 
 
それからどんな話だったかを聞きます。

低学年が読む本なら、3つから5個程度も場面があれば十分でしょう。
最低でも1つは、どんな場面かを確認します。

その場面で

・どんな事をした
・何故そうした
・どうなった
・それをどう感じた
・あなたが主人公だったら、どうした

などを話せれば、それもメモをとります。
 
 
 
これだけメモを取れば、ほぼ感想文はできたようなものです。

ただ、できれば、さらに本を読み終わってから

・この本のテーマは何か?
・そのテーマについて、どう感じるか

出せれば完璧です。
 
 
ただ、いきなりテーマと言っても低学年にはわからないだろうから、テーマについては親が話して、「あっ、そういうことを言いたいのか」とわかれば、それに対してどう感じるか、そしてあなたならそのテーマについて、どうするかを聞いてみましょう。
 
 
 
これで感想文に書くことは揃いましたので、後はどうまとめて書くかをがんばってください。

実際に「感想文を書く」については、別の記事で説明します。

課題図書「ひみつのきもちぎんこう」とは?

あらすじは、

ゆうたが自分勝手なことを多くしていると、ある日手紙が来ます。

その手紙にかかれていた地図を従って行くと、ひみつのきもちぎんこうに出ます。

ぎんこうでは「ジャリーン! 」「チャリーン! 」とコインが貯まっていってます。

いじわるをしたりすると黒コインが、勇気を出すと銀コインが貯まるのです。

番頭さんがゆうたに手紙を出したのは、黒コインが満杯になると大変なので、「なんとかせい!」と言うためでした。

 
 
 
この後、いかにしてゆうたが人に親切にしたいっていう自分の本当の気持ちに気づいて、変わっていくかを楽しんでください。

子供も、主人公になりきって本を読めば、黒と銀のコインが貯まっていく時の気持ちに夢中になって、次々に読んでいくのではないでしょうか?


「ひみつのきもちぎんこう」の読書感想文の書き方の例

感想文でもあらすじは書きますが、とかくあらすじだけを一生懸命書いて、感想文を書いたって思う子供が多いです。

あらすじは、3行から5行くらいにしましょう。最大でも10行でしょう。
 
 
 

この本はゆうたは、学校でじぶんかってなことをいっぱいしていたので、ひみつのきもちぎんこうには黒コインがたまっていました。はんたいに、人にしんせつにするとぎんのコインがたまります。ぎんこうのばんとうさんからの手紙で、それをしったゆうたがよいことをするようになっていく話でした。

 
 
 
そして、お子さんと話してできたメモをまとめて書けば、感想文になります。

1年生でしたら、それもなかなか難しいでしょうから、ある程度は親が言葉も教えてあげて書かせましょう。

2年生になったら、メモを見て自分で書ければ嬉しいでしょうが、苦手な子供だったら、やはり親の援助は必要です。
 
 
 

この話を読みおわって、ぼくはいったいどちらのコインをいっぱいためているのかなと思いました。

少しはいいコインもたまっているけれど、たいていは黒いコインをためていることが多いと思いました。そうすると、自分は大きくなってわるい人げんになってしまうのではないかと、おそろしくなりました。

それを本を読みおわってお母さんに話したら、しぜんになみだが出てしまいました。自分はいけない人なんだと思って、きっとかなしいことやくるしいことがいっぱい出てくるにちがいないと感じたのです。

でも、お母さんはぜんぜんちがうことをいいました。

「あなたは、食べものをのこさずに食べてくれてうれしいわ。」
「いもうとに、いつもやさしくて、ものをもらえば分け合ってくれるわ。」

ぼくはびっくりしました。お母さんはそんなふうに自分のいいところを、しっかりと見てくれていたのです。

そして、この本のゆうたもぼくとおなじように、自分はほんとうはやさしくて、すなおで、人にしんせつにできる人だってことを、きづいていなかったから黒いコインをたくさんためてしまったのです。

でも、ゆうたもそれにきづいて、自分らしく生きれば、どんどんいいコインをためることができるのです。

 
 
 
最後に、まとめで自分が主人公だったらと、この本で学んだことを生かしていくことを書けば800字の感想になります。
 
 
 

私も、ゆうたのように自分のよさを見つけられて、これから生きるのがたのしく、あかるくできることがわかりました。

ともだちにも、いいコインをためることがたのしいことを話して、いっしょにしあわせになりたいと思います。

まとめ

「ひみつのきもちぎんこう」は、親も楽しく読めませんか?

課題図書の読書感想文でなくても、小学校低学年の子供にとっては読ますと、良心がチラッと痛くなったりしていい本です。

上にあげた例が、参考になれば幸いです。

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